TAKASHIMAYA BLOG新宿タカシマヤ

anthology/詞華集

2019.10.01
アンソロジー
会期:2019年10月2日(水)→ 14日(月・祝)
会場:新宿髙島屋10階 美術画廊
※最終日は午後4時閉場

これまで髙島屋では、昨年東京藝術大学を退任された深井隆先生プロデュースによる企画展「21C//カタチの今」「彫刻//新時代シリーズ」を開催して参りました。今展も深井先生のご尽力を得、東京藝術大学彫刻科出身で次世代を期待される5人の作家による「アンソロジー」を開催いたします。

漆を素材にネイルアートからその可能性を開眼させた乾漆の奥畑実奈
相反する事象を同一作品に取り入れることを表現手法の重要テーマに据え制作される石彫の今野健太
自身の心に映る図像としての存在を現実の個体へと具現化する木彫の滝上優
現代における彫刻の原初的表現を陶を用いて追求する増井岳人
記憶など物理的には目に見えない「痕跡」などをブロンズ鋳造で制作する中西紗和

各々素材は違えど高い技術と固有の価値観の具現化を試みる気鋭の作家5名による共演をどうぞご高覧ください。

髙島屋美術部






アンソロジー<5人の彫刻家>

今回出品していただく5人の彫刻家に共通することは表面的には2つある。
それぞれが東京藝術大学の彫刻科で学んだということと、以前私が企画した個展・グル-プ展に参加してもらったことである。
だが、それ以外5人の共通項の説明は難しい。作品のテーマは同じ傾向とは言えないし、素材に至っては皆違う。
同期というわけではなく年齢も10 年ほどの差がある。この文章を依頼され、あらためて共通項はなんであろうと考えてみた。
それは何よりもまず彼等の作品が彫刻の魅力を発信しているという単純なことだと思い至った。彼等各々が自身の内面から湧き出たイマジネーションをカタチにした結果としての彫刻。それら魅力ある彫刻を見ることは私にとって至福の時間であるということ。今回、そんな彼等の作品を同じ空間で並べてみたいという贅沢なわがままを実現させていただいた。5人それぞれが奏でる音楽は、ハーモニーになって会場で共鳴し、また一冊の「詞華集=アンソロジー」になっていることだろうと想像するのは楽しい。そして展覧会を見て下さった人も、彫刻の魅力を改めて感じて下さるに違いないと確信している。

東京藝術大学名誉教授 深井 隆







皆様のご来廊を心よりお待ち申しあげます。
新宿髙島屋美術画廊
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